2020.06.25

第6章 10 の知識エリア YOUTUBE動画PMBOK第6版の知識と手法

PMBOK第6版の知識と手法がこれ1冊でしっかりわかる教科書 YOUTUBE動画 第6章

これから少しづつ定期的にアップしていきます。「PMBOK第6版の知識と手法がこれ1冊でしっかりわかる教科書」 を片手にぜひご覧ください。

 

第1章 プロジェクトの基本

第2章 PMBOKの基本

第3章 10の知識エリア

第4章 プロジェクトの立ち上げ

第5章 プロジェクトの計画

この章では、実行プロセス群について解説しま
す。作業プロセスの確認、必要な資源の獲得、
プロジェクトチームのマネジメント、リスクへ
の対処など、プロジェクトをスムーズに実行す
るために必要な幅広いプロセスが含まれます。

62 計画にもとづきプロジェクト作業を進める

実行プロセス群は、プロジェクトマネジメント計画書が完成し、キックオフ会議の
終了後に開始されます。まずは、プロジェクトマネジメント計画書にもとづいて作
業を進め、発生した課題について対処するプロセスから確認しましょう。

<まとめ>

・作業パフォーマンスデータとは、作業実績データのこと
・課題ログとは、 何らかの処置を必要とする問題やギャップ、矛盾、またはコンフリクトをまとめた文書のこと
・変更要求とは、発生した問題についての対処法のこと

 

 

63 メンバーの暗黙知の作業を表出する

プロジェクト業務においては、いくつもの「暗黙知」によって行われている作業があ
ります。そのような作業を表出するのも重要なプロセスです。このプロセスでは、
暗黙知を「形式知」に変換するナレッジマネジメントがポイントになります。

<まとめ>

・暗黙知とは、経験をベースにした、言葉でかんたんに説明できない知識のこと
・形式知とは、文章などで説明ができる知識のこと
・ナレッジマネジメントで暗黙知を形式知に変換することで、教訓登録簿が作成される

 

 

 

64 作業プロセスを確認する

開始したプロジェクト業務が、組織のやり方に従い「適正に実施されていることを確
認する」必要があります。このプロセスでは、作業プロセスやプロダクトの設計など
を確認して、結果を報告書にまとめます。

<まとめ>

・プロセス分析とは、プロセスを改善する方法を検討するときに使用され、問題を引き起こす要因を分析する方法
・デザインフォーエックスは、プロダクトの設計面の確認方法

 

 

65 資源を獲得する

プロジェクトを完了させるために必要な「資源を獲得する」必要があります。この資
源とは、物的資源と人的資源の両方を含みます。資源を獲得するためには、交渉の
ほか、インターネットを利用したバーチャルチームなどを利用します。

<まとめ>

・外部資源を獲得する場合は、知識エリアのプロジェクト調達マネジメントを通して行われる
・資源獲得のための交渉は、プロジェクトマネジメントチームが自ら行う
・バーチャルチームとは、インターネットなどのコミュニケーション技術を利用して、遠方の人材をチームメンバーに加える方法

 

 

66 プロジェクトチームを育成する

プロジェクトを成功させるためには、「獲得した人的資源を育成する」必要がありま
す。このプロセスでチームの育成に利用されるコロケーションや、チームの育成モ
デルであるタックマンモデルを中心に確認しましょう。

<まとめ>

・プロジェクトチームの育成法には、表彰と報奨で動機付けを行い、トレーニングをメンバーに課す方法がある
・コロケーションによって、メンバーの連帯感やコミュニケーションの強化ができる
・チーム育成のモデルとして、タックマンモデルがある

 

67 プロジェクトチームをマネジメントする

プロジェクトの作業中には、プロジェクトチーム内でさまざまな対立(コンフリク
ト)が発生します。ここでは、そのようなコンフリクトの対処法を中心に、「プロ
ジェクトチームをマネジメントするプロセス」を確認していきましょう。

<まとめ>

・感情的知性とは、集団の感情も含め、個人の感情などをマネジメントする能力のこと
・コンフリクトマネジメントとは、プロジェクト内で発生した対立の対処法のこと

68 会議予定に合わせて報告する

コミュニケーションマネジメントの計画プロセスでは、コミュニケーションマネジ
メント計画書を作成しました。この計画書内の会議予定にもとづいて、ステークホ
ルダーに「報告」します。

<まとめ>

・プロジェクト報告は、報告するという行為を示す
・コミュニケーションのマネジメントプロセスは、予期しない情報の請求にも対応する
・実行プロセス群と監視コントロールプロセス群の違いは、プロセスの頻度である

 

69 ステークホルダーの関与を調整する

実行プロセス群では、「ステークホルダーのプロジェクトに対する関与を調整」しま
す。その際、ステークホルダーエンゲージメント計画書にもとづいて、ステークホ
ルダーに働きかけを行います。

<まとめ>

・将来の課題も予測して対応する
・各ステークホルダーの関与を求められるレベルまで向上させる
・コミュニケーションは関与の調整に欠かせない手段である

70 リスクに対処する

プロジェクトを成功させるためには、さまざまなリスクに対処しなければなりませ
ん。このプロセスでは、「リスクへの対応方法」を記述したリスク登録簿にもとづい
て、各リスクに対処します。

<まとめ>

・リスクマネジメント計画書の方針にもとづき、リスク登録簿を確認しながら対応策を実行する
・ネガティブ・リスクの場合は、プロジェクトへの影響を最小限に抑える
・ポジティブ・リスクの場合は、プロジェクトへの影響を最大限にする

 

71 納入者と契約を締結する

プロジェクト作業の一部を外部に依頼する場合には、外部業者、つまり「納入者と契
約を締結」します。このプロセスでは、調達文書とプロポーザル(見積書)を外部業
者とやり取りします。具体的な流れをしっかりと押さえましょう。
<まとめ>

・調達の実行とは、外部業者と契約を締結するまでのこと
・納入者回答依頼とは、調達文書をもとに、公告・入札説明会を通して、外部業者からプロポーザルを入手すること
・納入者選定とは、プロポーザルを評価し、契約前の交渉を行い、最終的に契約書を締結すること