2026.10.29
PMP®試験概要:受験資格、難易度、勉強法など|2026.10更新
PMP®試験概要:受験資格・試験日程・難易度・勉強方法など
PMP®試験の概要をはじめ受験資格、試験日程、難易度、勉強方法などをご紹介します。
2026年7月9日よりPMP®試験が新しい試験内容に変更されました。本記事では、新試験内容に対応した情報をお届けします。

1 PMP®概要
1.1 PMP®資格とは
PMP®(Project Management Professional)は、米国に本部を置く非営利団体PMI(プロジェクトマネジメント協会)が認定している国際資格です。
ITだけでなく、建設、広告、製造業、コンサルティングなど、幅広い業界で注目されており、弊社の講座にもさまざまな業界の方が参加されています。
プロジェクトを円滑に進め、企業の成長につなげるには、プロジェクトマネジメントのスキルが欠かせません。PMP®の学習を通じて、プロジェクトを進めるための知識や、関係者間で共有できる共通言語を身につけることができます。
1.2 PMP®資格の価値
PMP®は、プロジェクトマネジメントに関する知識や実践力を示す国際資格として、世界各国で認知されています。
また、国や自治体などの入札案件では、PMP®資格の保有が要件や評価項目となる場合があります。日本でも取得者が増えており、幅広い業界で活用されています。
2 PMP®試験受験資格・申請
2.1 受験資格(PMP®受験資格には、以下2つの要件を満たす必要があります)
2.1.1 プロジェクトをマネジメントする立場での実務経験
申請時点から過去10年以内の、重複しないプロジェクトマネジメント経験が対象です(指揮・監督する立場での経験)。必要な経験月数は、保有する学位や資格によって異なります。
<高卒・高等学校修了相当>
プロジェクト業務を指揮・監督する立場で、60ヶ月のプロジェクトマネジメント経験。
<短大・準学士、または対象となる技術・職業資格等>
プロジェクト業務を指揮・監督する立場で、48ヶ月のプロジェクトマネジメント経験。
<大卒・4年制大学以上の学位等>
プロジェクト業務を指揮・監督する立場で、36ヶ月のプロジェクトマネジメント経験。
<GAC認定プログラムの学士または大学院学位>
プロジェクト業務を指揮・監督する立場で、24ヶ月のプロジェクトマネジメント経験。
GAC accredited programについてはこちらをご確認ください。
※複数のプロジェクト期間が重なっている場合、同じ月を重複して経験月数に算入することはできません(例:同月に2つのプロジェクトを兼務していても1ヶ月としてカウント)。
2.1.2 35時間の公式なプロジェクトマネジメント研修の受講
プロジェクトマネジメントに関する研修を受講したことを証明する書類を保管する必要があります。
PMP®受験に必要な「35時間のプロジェクトマネジメント教育」は、PMI公式認定のATP(Authorized Training Partner)等の指定された認定教育機関・プロバイダーで受講する必要があります(オンデマンド型学習も対象です)。イープロジェクトはPMI公式認定の「プレミアATP」となっております。
※有効なCAPM®資格を保有している場合は、この35時間のプロジェクトマネジメント教育要件が免除されます。
2.2 試験の申請プロセス
1 受験申込書(application)の作成
入力開始後、90日以内に提出する必要があります。(下書き保存可能)。90日を過ぎた場合は、再度入力をし直す必要があります。
2 PMIによる申請内容の完全性審査
提出から審査完了までにおよそ5日前後かかります。
(監査対象となった場合のみ:監査対象となった日から90日以内に監査資料をPMIに送付する必要があります)
3 受験料の支払い
PMI からの受験申込書(application)審査完了の案内メールが届いたら、受験料を支払います。
4 試験受験
審査完了の案内日より1年間が受験有効期間です。有効期間内に3回まで受験可能です。
2.3 監査
申請は無作為に監査対象として選ばれる場合があります。監査対象となった場合には、次のような書類の提出が求められます。
・学位またはそれに相当する証明のコピー
・実務経験に記載したプロジェクトの上司(主任またはマネジャー)の確認サイン
・必須学習時間を満たす、受験申請に記載したプロジェクトマネジメント研修の学習実績に関する教育機関発行の受講証明書・レターのコピー
PMIは監査書類提出にあたり90 日間の期限を設けています。PMI が監査条件を満たす必要書類を受領後、監査が完了するのに約 5~7 営業日かかります。
2.4 受験費用
PMP®試験の受験費用は、PMI会員と非会員で異なります。
| 費用 | PMI会員 | 非会員 |
|---|---|---|
| 初回受験 | $405 | $655 |
| 再受験(1回ごと) | $275 | $375 |
PMI会員になるには、事前にPMI公式サイトで入会手続きを行う必要があります。2026年10月現在、PMI会員の年会費は$139(税別)です。
PMI会員になると、初回受験・再受験ともに非会員より受験費用が安くなります。初回受験の場合、年会費を含めても非会員より受験費用の総額を抑えられるため、入会を検討するのもよいでしょう。
なお、料金体系や為替・支払基準は改定されることがあるため、申請時に必ずPMI公式サイトの最新表記をご確認ください。
詳細は以下の公式サイトをご覧ください。
・PMI公式のPMP® Certification
・PMI公式のPMI Membership
3 PMP®試験日程・試験内容・難易度など
3.1 試験日程・試験形式
2026年7月9日より、新しいPMP®試験が開始されました。試験の主な概要は、以下のとおりです。
・問題数: 180問
・試験時間: 240分(4時間)
・出題形式: 単一選択、複数選択、ドラッグ&ドロップ、ケーススタディ・シナリオ問題など
・休憩時間: 10分間の公式休憩が2回あります。休憩に入ると、それ以前のセクションの問題に戻って見直すことはできません。
・受験方法: 日本各地のピアソンVUEテストセンターでの受験、またはATA社によるオンライン受験から選択できます。
受験時の本人確認やオンライン受験のシステム要件などは、変更される場合があります。受験前にPMI公式サイトおよび各試験実施機関の最新案内をご確認ください。また、希望する日時に受験できるよう、早めに試験日程や予約状況を確認しておくことをおすすめします。
受験料の支払いと受験方法の選択・予約は、PMIのサイトから手続きを進めます。画面の表示や手順は変更される可能性があるため、ログイン後の案内に従って手続きを行ってください。
なお、試験についての情報は随時変更の可能性があるため、受講生の方には最新情報をお知らせいたしますのでご安心ください。
3.2 試験内容・範囲
最新版PMP®試験の出題割合は、PMP® Examination Content Outline(ECO)に基づき、以下の通りとなります。
I. PEOPLE:33%
II. PROCESS:41%
III. BUSINESS ENVIRONMENT:26%
出題アプローチとしては、従来の予測型(ウォーターフォール型)アプローチと、アジャイル型・適応型・ハイブリッド型アプローチがバランスよく組み合わされています。
最新版では、AI、サステナビリティ、ステークホルダー・エンゲージメント、成果(outcomes)や価値(value)などが試験内容に含まれ、実際のプロジェクトにおける判断や意思決定を重視した出題となっています。
3.3 採点対象
PMP®試験は180問で、そのうち170問が採点対象、10問が採点対象外となるプレテスト問題です。
プレテスト問題は試験全体にランダムに配置されています(受験者が区別することはできません)。
3.4 試験会場 受験日当日
ピアソンVUEのテストセンター、またはオンライン試験で受験できます。受験時には本人確認が必要となるため、必要な本人確認書類やオンライン受験時の環境条件について、事前にPMIおよび各試験実施機関の最新案内をご確認ください。
本人確認書類の詳細は、Pearson VUE公式サイト「本人確認書類について」をご覧ください。
3.5 試験結果の通知
試験終了後、画面上に暫定結果が表示されます(テストセンターの場合、スコアレポートが印刷・手渡されます)。その後、PMIマイページにてドメインごとの詳細なパフォーマンス評価(Above Target, Target等)が確認できるようになります。
試験結果の通知方法や時期は変更される場合があるため、受験時点のPMI公式案内をご確認ください。
4 PMP®の勉強方法
最新版PMP®試験では、知識を単純に暗記するだけでなく、実際のプロジェクトでどのように判断し、行動するかを考えることが重要です。
特に、People、Process、Business Environmentの3領域をバランスよく学習し、予測型・アジャイル型・ハイブリッド型のそれぞれの考え方を理解することが大切です。
また、AI、サステナビリティ、ステークホルダー、成果・価値など、最新版ECOで扱われる内容についても確認しておく必要があります。
そこで、「プロセス群:実務ガイド」と「アジャイル実務ガイド」を、ご自身の業務で直面した課題と結びつけながら理解することが重要です。また弊社で35時間の研修を受講された方は、通学講座で利用したテキストやPMI公式オンデマンドコースに含まれる教材への理解が必要です。
4.1 必要学習時間
必要学習時間は人それぞれで、一概には言えませんが、100時間程度が一つの目安になります。
35時間講習の復習に加え、アジャイルや各種フレームワークの理解、問題演習による思考アプローチのトレーニングをバランスよく行うことが大切です。
もちろん、模擬試験中心で短期的に学習される方や「プロセス群:実務ガイド」と「アジャイル実務ガイド」を時間をかけて読み込む方など、学習時間や方法は様々です。
4.2 おすすめ勉強方法
効率的に学習を進めるための方法を一つご紹介します。
4.2.1 戦略を立てる
スケジュールなどを含めてどう勉強を進めていくかを考えていく必要があります。
その時にベンチマークになるのは弊社の「合格体験記」です。
数十の合格体験記の中から学習方法などをざっと見てみてください。
自分に合った勉強法を見つけるために、参考になる合格体験記を活用すると、学習効率の向上につながります。
勉強期間(例:2ヶ月)やどこでいつ勉強するかも決めておくとよいと思います。
社会人は学習に使える時間が限られるため、勉強する場所と時間をあらかじめ確保することが大切です。
4.2.2 勉強方法
問題を解くことを重視しますが、とても重要なことは問題を解きながら教材や参考資料を振り返ることです。
最新版では、ケースやシナリオをもとにした問題、複数の形式の問題にも対応できるよう、単なる正解の暗記ではなく、状況に応じた判断の理由を理解することが重要です。
知識問題に取り組むことも重要ですが、実践的な問題を解き、解答の根拠を確認しながら教材を見直すことも大切です。また弊社で35時間の研修を受講された方は、通学講座で利用したテキストやPMI公式オンデマンドコースに含まれる教材を見直すことが大切です。
そこでは、大量の問題を解く必要はありません。そして、ある程度教材を理解できた段階で多くの問題を解いていくことがよいでしょう。
イープロジェクトの問題集があれば質・量的に十分と考えています。
4.2.3 PMP® ITTOを覚える必要はあるのか?
旧来のPMP®試験対策のように「ITTO(インプット・ツールと技法・アウトプット)」を機械的に暗記する学習法は、現在の試験では通用しにくくなっています。
各プロセスの目的や役割を理解し、それぞれのインプット、ツールと技法、アウトプット(ITTO)のうち、重要な項目を把握しておくことは有用です。
またそれらの項目がどのような内容であるのかという点も覚えることが必要です。
そのうえで、
「このプロジェクト状況において、プロジェクトマネージャーが最初に取るべき行動は何か?」
「ステークホルダーの懸念に対してどうアプローチすべきか?」
という概念と目的を意識した理解を心がけましょう。
4.2.4 英語ができないとPMP®試験は受けられない?
「英語が苦手だから、PMP®に興味はあるけれど受験をためらっている」という方もいらっしゃいます。
しかし、英語が苦手だからといって、PMP®試験を諦める必要はありません。学習面では、弊社の講座を日本語で受講できるほか、日本語の参考書や問題集も利用できます。次に、PMP®試験については、試験自体は日本語を選択できますので、英語の能力は必要ありません。
一方で、受験申請ではプロジェクトマネジメントの実務経験などを英文で記載する必要があり、申請内容によっては監査への対応が求められることもあります。そのため、試験勉強とは別に、申請手続きで英語に対応する必要があります。
こうした場面では、Google翻訳などの翻訳ツールを活用する方法もあります。ただし、翻訳結果が元の内容を正しく表しているか確認することも大切です。
E-PROJECTでは、受講生向けにPMP®受験申請のサポートを提供しています。また、コースによっては、実務経験の英文作成を支援する翻訳ワンストップサービスも利用できます。
5 PMBOK®第8版とPMP®試験の関係
PMBOK® Guide第8版は、2025年11月に発行されました。また、2026年7月9日から、新しいPMP®試験が開始されています。
PMP®試験の出題範囲は、PMIが公開する「PMP® Examination Content Outline(ECO:試験内容概要)」に基づいて定められています。そのため、PMBOK® Guide第8版の内容が、そのまま試験範囲になるわけではありません。
PMP®試験の合格を目指すには、PMBOK® Guide第8版だけで学習するのではなく、最新版のECOに対応した講座や問題集を活用し、試験範囲に沿って学習を進めることが重要です。
PMBOK® Guide第8版は、プロジェクトマネジメントの原則や実践方法を理解するための参考資料として活用するとよいでしょう。
まとめ
2026年7月に刷新されたPMP®試験では、People・Process・Business Environmentの3つの領域にわたって、実践的な判断力が問われます。
合格を目指すには、新試験の出題範囲に沿った学習が重要です。
E-PROJECTの新試験対応講座を活用し、効率よく合格を目指しましょう。
無料説明会のご案内
PMP®資格の取得を検討している方に向けて、無料説明会を開催しています。
説明会ではPMP®の受験資格や試験概要、合格に向けた学習方法、E-PROJECTの講座についてご紹介します。資格取得に向けて疑問や不安がある方は、ぜひお気軽にご参加ください。
PMP®講座E-PROJECT
E-PROJECT通学講座
E-Project PMP®の通学講座です。5日間で35時間の講座となります。
E-PROJECT PMP®オンデマンド講座
E-ProjectのPMI提供のPMP®のオンデマンド講座です。35時間の講座です。
E-PROJECT 個別指導講座
E-PROJECT PMP®の個別指導講座です。教室やeラーニングをブレンドしながらお客様の都合にあわせてカスタマイズ可能です。35時間の講座となります。