2024.02.13

PRINCE2 ®試験概要:受験資格、難易度、勉強法など|2024.2更新

PRINCE2 ®試験について受験資格・難易度・勉強法などをご紹介します。
2022年10月現在の状況ですので、情報が変わり次第アップデートします。
PRINCE2 ®第5版をイープロジェクトでは現在実施しています。なおPRINCE2 ®第5版向けの試験は、2024年12月31日までとなります。

目次

1 PRINCE2 ®とは
1.1 PRINCE2 ®資格とは
1.2 PRINCE2 ®資格の価値

2 PRINCE2 ®受験資格・申請
2.1 受験資格
2.2 受験申込方法
2.3 受験費用

3 PRINCE2 ®試験日程・試験内容・難易度など
3.1 試験の形式
3.2 試験内容・範囲
3.3 試験結果の通知

4 PRINCE2 ®勉強方法
4.1 独学が可能か?
4.2 英語ができないとPrince2 ®試験は受けれない?

まとめ


1 PRINCE2 ®とは

1.1  PRINCE2 ®とは

PRINCE2とは、Projects IN Controlled Environmentsの略でイギリスの政府商務局 が開発したプロジェクトマネジメント手法です。

PRINCE2はもともとITプロジェクトの管理規準でしたが、様々な組織のプロジェクトで利用可能な共通のプロセス、役割、および用語などを提供し、あらゆる規模または複雑なプロジェクトを成功に導くのに役に立ちます。

この効率的で有効なプロジェクト管理手法は、ヨーロッパを中心に世界のデファクトスタンダードとなっており、官民問わず、あらゆるプロジェクトの管理に使用されています。世界で取得者が100万以上いらして、国連でも推奨されロンドンオリンピックでも利用されています。

PMPと比較した大きな特徴は、ビジネス視点でのマネジメントが強化されている点です。PRINCE2は、テーマとして「組織」を扱っており、エグゼクティブやプロジェクトマネジャー、チームマネジャーなどがプロジェクトにおいてどのような役割を与えれて、どのような作業を遂行するのかという点が詳細に記述しています。また、ビジネスアナリシスの側面も扱っています。

よく質問をいただくのですがイープロジェクトで学ばれる受講生においてもITだけでなく、建設、広告、製造業、コンサルティング会社など多様な業界からいらっしゃっています。的確に情報を掴み、企業の成長スピードを向上させるには、プロジェクトスキルは欠かせないといわれています。

1.2 PRINCEⓇ資格の価値

PRINCE2Ⓡは、世界で通用するグローバルスタンダードとして位置づけられている国際資格です。世界で100万人以上の取得者が存在するPRINCE2Ⓡはグローバルなプロジェクトを行う上でもプロジェクトの共通言語(特にヨーロッパなど)とされています。日本においてはまだ少ないですが、今後のグローバル化により増えてくると予想されます。(弊社においても受講者は増えてきています)

2 PRINCE2Ⓡ試験受験資格・申請

2.1 受験資格

PRINCE2にはファンデーション(foundation)とプラクティショナー(Practitioner)試験があります。

PPRINCE2Ⓡfoundationにおいては 受験資格は特にありません。プラクティショナーの受験要件は、PMP®資格取得者、もしくはPRINCE2® Foundation試験合格者となります。

こちらもご覧ください

2.2 試験の申込

弊社で申し込みすることになります(受講者)。弊社の講座はバウチャーなどもすべて含まれておりますので担当講師にお聞きください。

2.3 受験費用

PRINCE2Ⓡfoundation 76380円
PRINCE2ⓇPractitioner 81240円

為替変動や試験価格の変更がある場合がありますのでご自身でピープルサートにお問い合わせください。

※ イープロジェクトの講座は講座代金に試験代金が含まれております。

3 PRINCE2試験日程・試験内容・難易度など

3.1 試験日程・試験形式

CBT(Computer Based Testing)を使用した、4肢択一式の日本語の試験問題(もちろん英語などの言語を選択することも可能です)です。CBTでの試験であるため、試験結果は即時行われます。基本的には、ご自宅で受験が可能です。


 会場は、自宅などということになっているようです。。注意:試験が込み合っている可能性もあるため予約は早めにした方がよいかもしれません

3.2 試験内容・範囲

試験内容・範囲については以下をご覧ください。

 

3.2.1 PRINCE2®ファンデーションの受験資格

PRINCE2®(Projects IN Controlled Environments)ファンデーションについては受験資格はありません。

PRINCE2®ファンデーション 試験の合格基準

試験時間60分
問題数75 (採点対象外のトライアルの質問5つを含む)
合格に必要な正答率50% (70問中35問)

3.2.2 PRINCE2®プラクティショナの受験資格

PRINCE2®(PRojects IN Controlled Environments)プラクティショナは、前提条件として、PRINCE2®ファンデーションに合格しているかPMP®試験に合格している必要があります。実務要件はありません。

PRINCE2®プラクティショナ 試験の合格基準

試験時間150分
問題数80
合格に必要な正答率55% (80問中44問)
本の持込公式 PRINCE2® マニュアルのみ可

3.2 合格率・難易度

PRINCE2®試験合格率は不明ですが、弊社で受講されている方はファンデーションについては約90-95%、プラクティショナーについては約80%-85%となっています。

3.3試験結果の通知コンピュータによる試験終了後、受験者には、即時に合格・不合格の結果がでます。レポートには、各ドメインの正解率の割合が表示されます。

4 PRINCE2®の勉強方法(独学は可能か?)

4.1 独学は可能か?

独学は可能です。もちろんガイドブックの読込・理解が必要になります。実際には、リソースが英語ということもあり、ほとんどの方が専門の学校に通われています。

 

4.2 英語ができないとPRINCE2試験は受けれない?

英語が苦手だからPRINCE2には興味はあるけど受験しないという話を聞くことがあります。

学習については弊社講座も日本語で実施しています。
Prince2試験については、試験自体は日本語を選択できますので、英語の能力は必要ありません。

なお、AXELOS社のサイトやリソースなどは、英語ですので独学には英語の能力が必要となります。

 

まとめ

PRINCE2試験は、PMPに比較して勉強はコンパクトに集中して学習することが可能です。

一方で、リソースが少ないことから独学は少しむつかしいかもしれません。

PRINCE2とPMPの違いについて

Prince2ファンデーション講座

Prince2プラクティショナー講座