2020.03.19

【重要】PMP®試験変更について

【重要】PMP®試験変更(2021年1月~)について

PMP1

 

PMP®試験変更のアナウンス

 新しいPMP試験が2021年1月2日に開始されました。

 出題が後でお示しする通り、人、プロセス、ビジネス環境となります。ただ、実際には各知識エリアの出題からの区分の変更ですので大きな問題はありません。

 むしろ問題となるのは、PMP®資格試験内容の約半分は、通常のプロジェクトマネジメント・アプローチからの出題なのですが、残り半分が、アジャイル型プロジェクトマネジメント・アプローチまたは、ハイブリッド型プロジェクトマネジメント・アプローチとなるところです。つまり、ウォーターフォールの出題が中心であった試験からかなりアジャイルなどに問題構成が変わるということです。

したがって、2020年12月までの試験を目指していた方は、今までの学習にプラスして、アジャイル型・ハイブリッド型を追加して勉強しておく必要があります。なお、イープロジェクトでは、PMI認定のATPとして対応しておりますのでご安心ください。

PMBOK7について

PMBOK7については2021年1月現在ではリリースされておりません。当面はPMBOK第6版からの出題となりますのでご安心ください。第7版リリース後にアナウンスがあると予想できます。翻訳もあるため、早くて2021年秋だとは予想できます。

 

0.1 PMP®新規テストの項目の割合

新規のテストの項目割合は以下の通りになります。

I.PEOPLE, 42%
II. PROCESS 50%
III. BUSSINESS ENVIRONMENT 8%

1.1 People (人)ドメインについてのタスク

People(人)ドメインについてのタスクは次の通りです。出題は42%となります。14のタスクにより構成されています。

タスク 1 コンフリクトをマネジメントする
タスク 2 チームをリードする
タスク 3 チームのパフォーマンスを支える
タスク 4 チーム・メンバーやステークホルダーに権限を与える
タスク 5 チーム・メンバーやステークホルダーが十分に訓練されていることを確認する
タスク 6 チームを構築する
タスク 7 チームにとっての障害、障害物、ブロッカーに取り組み、取り除く
タスク 8 プロジェクトの合意事項を交渉する
タスク 9 ステークホルダーと協力する
タスク10 共通理解を構築する
タスク11 仮想チームとの関係を築きサポートする
タスク12 チームのグラウンド・ルールを定義する
タスク13 関連するステークホルダーに助言する
タスク14 感情的知性(EQ)を応用して、チームのパフォーマンスを向上させる

1.2 Process (プロセス)ドメインについてのタスク

Process(プロセス)ドメインについてのタスクは次の通りです。出題は50%となります。17のタスクにより構成されています。

タスク 1 ビジネス価値のデリバリーに必要な緊急性を自覚してプロジェクトを実行する
タスク 2 コミュニケーションをマネジメントする
タスク 3 リスクを評価しマネジメントする
タスク 4 ステークホルダーに関与する
タスク 5 予算とリソースを計画しマネジメントする
タスク 6 スケジュールを計画しマネジメントする
タスク 7 プロダクトや成果物の品質を計画しマネジメントする
タスク 8 スコープを計画しマネジメントする
タスク 9 プロジェクト計画の活動を統合する
タスク10 プロジェクトの変更をマネジメントする
タスク11 調達を計画しマネジメントする
タスク12 プロジェクトの生成物をマネジメントする
タスク13 プロジェクトに適した方法論や方法および実務慣行を決定する
タスク14 プロジェクトのガバナンス体制を確立する
タスク15 プロジェクトの課題をマネジメントする
タスク16 プロジェクト継続のための知識移転を確認する
タスク17 プロジェクトやフェーズの終結や移行を計画しマネジメントする

1.3 BUSSINESS ENVIRONMENT (ビジネス環境)ドメインについてのタスク

BUSSINESS ENVIRONMENT(ビジネス環境)ドメインについてのタスクは次の通りです。出題は8%となります。4つのタスクにより構成されています。

タスク 1 プロジェクトのコンプライアンスを計画しマネジメントする
タスク 2 プロジェクトのベネフィットと価値を評価しデリバリーする
タスク 3 スコープに影響する外的ビジネス環境の変化を評価し、対処する
タスク 4 組織の変革を支援する

PMP®試験変更について|PMBOK6と7はどうなる?(2021.11更新)