2025.03.05
ビジネスデータアナリティクス(IIBA-CBDA資格)
ビジネスデータアナリティクスとは
ビジネスデータアナリティクスとは、特定の技術、能力、そして実践を適用して、ビジネスデータを継続的に探求し、調査する分野です。その目的は、ビジネスに関する洞察を得て、証拠に基づいた、より良い意思決定に繋げることです。
言い換えると、ビジネスデータアナリティクスは、データを使ってビジネスを深く理解し、より賢い選択をするための方法です。 様々なテクニックやスキルを駆使してデータを分析し、ビジネスの課題や機会を発見し、具体的な改善策や戦略を導き出すことを目指します。
なお、データサイエンティストに必要な専門的なテクニックを網羅的に学ぶものではありません。個別の分析手法についても概略を紹介しますが、より専門的な知識を習得するには、他のトレーニングが必要となるでしょう。

IIBA-CBDA資格とは
IIBA-CBDA資格とは?
IIBA-CBDA資格は、ビジネスデータ分析のプロフェッショナルであることを示すための、国際的な資格です。
この資格を持つことで、以下の能力を証明できます。
- ビジネスの課題を理解し、適切なデータ分析手法を選択できる
- データを収集、分析し、ビジネスに役立つ洞察を引き出せる
- 分析結果を分かりやすく伝え、関係者を納得させることができる
- データに基づいた戦略策定に貢献できる
IIBA-CBDA資格取得のメリット
IIBA-CBDA資格を取得すると、以下のようなメリットがあります。
- キャリアアップ:データ分析の専門家として、より高度な仕事に挑戦できる
- 市場価値向上: データ分析スキルを持つ人材として、企業から高く評価される
- 能力の証明: 能力を客観的に証明する
- 自信: 学習を通じて知識・スキルが向上し、自信を持って業務に取り組める
受験資格と推奨経験
受験資格は特にありません。しかし、2年以上のビジネスデータ分析の実務経験がある方が、より資格を活かせると思います。
なお、ここで学習するアナリティクスは、主にマネジメント分野のものです。データ分析そのものというよりも、分析チームを組織し、能力を最大限に引き出して価値ある結果を得る方法について議論する分野であると言っています。
試験構成
- 試験時間: 120分
- 問題数: 75問(シナリオベースの多肢選択問題)
- 形式: オンライン遠隔監視型試験
- 種類: コンピテンシーベース
- 言語:英語
試験範囲と出題割合
CBDA試験の知識エリアとその出題割合をまとめました。
知識エリア | 出題割合 (%) |
---|---|
1. リサーチクエスチョンの特定 | 20 |
2. データソースの特定 | 15 |
3. データ分析 | 16 |
4. 結果の解釈とレポート | 20 |
5. 分析結果をビジネス上の意思決定に影響を与えるために活用 | 20 |
6. 組織レベルのビジネス分析戦略の策定 | 9 |
試験言語
IIBA-CBDA資格試験は現状のところ(2025年2月現在)英語で実施されています。
参考資料
現状のところIIBA日本支部が発行している ビジネスデータアナリティクス・ガイド v1を参考に勉強されるとよいと思います。IIBA | Japan
現在ビジネスデータアナリティクス講座について開発中です。今年春にリリース予定です。(ビジネスデータアナリティクス・ガイド v1)に準拠するように講座構築していますが、試験対策ではありませんのでご了承ください。