Y.Oさん

1 なぜ PMPを勉強しようとおもいましたか?

企業内で10年間プロジェクトマネジメントに従事していました。企業内では資格取得による補助などの制度が無く、PMPを取得する機会はありませんでした。フリーランスでの独立を決意し退社後に、ホームページや名刺、各所に技術者として登録する際に保有する技術を「目に見える形」でアピールするために取得しました。
保有する技術や経験を職務経歴で訴えることも有効ですが、一方で主観が入った文章ですので、その記述を慎重に評価し、実際よりも低めに見積もる傾向がありました。この経験から、客観的に評価された資格を保有しているという事は経験の裏付けとして重要と考えています。
PMP試験においては、単に知識を問う問題ではなく、実際のシチュエーションを想定した問題が多く出題され、プロジェクトマネジメントに対する深い理解とマインドセットが評価されることを実感しました。この試験を通じて、PMP資格が個人の「人としての資質」をも含めた能力の証明となると確信しています。

2 勉強した期間はどれくらいですか?

3カ月。
プロジェクトマネジメント実務をしていたこともあり、用語も把握できていたことが短期間で勉強できた理由と考えています。

3 一日どれぐらい勉強されましたか?

テスト2週間前 :1時間程度/日
テスト2週間前~1週間前 :2時間/日
テスト1週間前~直前 :3時間/日

4 勉強していて心がけていたことなどがあればお聞かせください。

忙しく勉強しない期間があると忘れてしまうので、忙しいときでも受動的にインプットできる動画を見るなどして、なるべく情報に接触する時間を確保するようにしました。

5 具体的な学習方法を教えてください。

学習した順に(1)から記載しています。
(1) PMI公式オンデマンドコースでの学習
PMIが提供するオンデマンド教材「PMI Authorized On-demand PMP Exam Prep」(PMI公式オンデマンドコース)を利用しました。そのため、まず始めはPMI公式オンデマンドコースを行いました。PMI公式オンデマンドコースは知識重視ではなく、シチュエーションを与えられて判断するという実際のテストに近い形でした。これをやることで知識全体のイメージはできました。
一方で、イメージ把握に限られており、体系的な知識の把握はできなかったです。
(2) PMP試験の傾向把握
ここで、PMP試験の傾向把握を行いました。PMP試験はテスト開催ごとに徐々に傾向が変わっていく(知識問題からシチュエーション問題重視に変化?)ということを聞いていました。そのため、PMI公式オンデマンドコース内「模試」をある程度20問程度見て傾向をみたところ、シチュエーション問題が多いことが把握できました。
(3) 体系的知識の補強
体系的な知識の把握を目的として「スタディグループ」を利用しました。「講義動画version1」を視聴したのち、その「PMP試験対策練習問題」に取組みました。理解していないところをあぶりだすために利用し、練習問題は1回しか実施しておらず、正答率は6割程度で終わらしています。間違ったところを、あらためて、「スタディグループ」動画を見るか、資料を確認しました。
よく見た資料はスタディグループ内の以下です。
• 49プロセスの働きと、重要なINPUT・ツールと技法・OUTPUT項目の一問一答ファイル
• 通学講座参考資料1(データフロー図)ファイル
• 通学講座参考資料2 2023/1ファイル
• PMI文書サンプル
(4) 模擬試験の利用(PMI公式オンデマンドコース)
まず、PMI公式オンデマンドコースの「模試」機能を実施しました。(2)で確認したとおり、シチュエーション問題が中心です。知識確認というよりは、マインドセットの確認が多く知識が不十分でも直観で回答できてしまい、この時点で7割程度できていたのですが、「直感で回答できる」がとても不安と感じました。PMI公式オンデマンドコースの「模試」機能は、間違った問題を改めて確認できないので、以降はやり直すことはなかったです。
(5) 「スタディグループ」模擬試験の利用
なかなか、3時間50分のまとまった時間がとれませんでした。そのため「PMP模擬試験【2回目以降】」を利用して、1セッション分の60問を実施することを繰り返しました。全部で6回。55%~70%の正答率でした。
ここで間違えた問題で、暗記すべきこと、気を付けるところはipadのメモでまとめました。シチュエーション問題対策としては、以下のチェックリストを作成しました。
• 事実を確認できているか
(チームメンバーからの告げ口、噂話は事実確認が必要)
• チーム内の問題か、マネジメント公式の問題か
(チーム内であればチーム内で解決、マネジメント公式であれば正式プロセス)
「スタディグループ」の模擬試験は、シチュエーション問題だけでなく知識問題も混ざっていたので、直近のPMP試験の傾向とは異なることは始め気になりました。が、改めて考えると、知識問題が含まれていることで「なんとなく答えられる」の補強ができたように思います。また、この時点でどうしても理解できない問題は「あきらめる!」という覚悟を決めました。
(6) 仕上げ
前日、当日朝の間に仕上げとして、(3)に上げた資料と(5)の間違えた問題を見直しました。
「Above Target」とれたので十分基準を超えていたと思います。
PS:PMBOK自体は全く読んでいません。。。。

6 イープロジェクトの講座を受講しての感想をお聞かせください。

貴社のサービスで必要十分でした。
翻訳ワンストップサービスも助かりました。単に翻訳してもらえるだけでなく記載内容を示していただけました。指示がなかったら、PMIが知りたい経歴内容にならなかったように思います。
運悪く監査対象となった際にも、ご相談に乗っていただけたのは助かりました。大学の卒業証明書が旧姓になっていたので何をしたら良いか分からず、指示をいただけ大変助かりました。

7 今後受講される方にメッセージをお願いします。

完璧に知識のインプットできなくても、模擬試験を解きながら補強していけば大丈夫です。繰り返し、繰り返しのアジャイルマインドで合格を目指してください。