山村 定延さん
1 なぜ PMPを勉強しようとおもいましたか?
現在勤めている会社で、ITプロジェクトを扱うチームに参加したことをきっかけに、PMIが主催するPMP資格を通じてProject Managerの役割やアジャイルの知識を習得した上で自らの業務に活かしたいと考えた為です。
2 勉強した期間はどれくらいですか?
イープロジェクトで35時間の講座受講後、約5ヵ月です。忙しい業務との関係で、一日に費やせる時間も少なかったため、あえてロングスタンスの形で取り組みました。
3 一日どれぐらい勉強されましたか?
講義後、試験の受験まで長めに期間を取ったため、平均しますと約30分程度になります。ただ試験日前から1ヵ月前を切ったあったりから、毎日1時間以上は確保するようにしました。
4 勉強していて心がけていたことなどがあればお聞かせください。
たとえ5分でも毎日、学習を続けることでした。幸いイープロジェクトは「スタディグループ」というパソコンだけでなくタブレットやスマートフォンでも利用可能なWebツール上で、コンテンツが非常に豊富な学習環境を提供されていらっしゃるので、仕事の合間など、ちょっとした休憩時間の際でもタイムリーな学習を継続する事が出来ました。
5 具体的な学習方法を教えてください。
35時間の講義受講後、真っ先に取り掛かったのは講義で利用した資料やレジュメまた小テスト等の復習、あとスタディグループ内で提供されている「49プロセスの働きと、重要なINPUT・ツールと技法・OUTPUT項目の一問一答ファイル」という必須の暗記事項の学習でした。「一問一答ファイル」は内容がかなり絞られていますが、49のプロセスの一連の流れを感じ取るには丁度良いボリュームでした。これは自分で読み上げながら、その声を携帯電話で録音して、いつでもどこでも聞いたりしてマスターする事を心掛けました。
次に集中して取り掛かったのは「緑の冊子」に書かれている内容のマスターでした。49のプロセスからアジャイル知識まで包括的に纏められており、PMP資格試験を目指す上で、絶対に必要な内容が集約されていましたので、相応の時間を取って活用しました。例えばPMBOKなどから直接各プロセスのツールと技法などを全て覚えようとすると、内容が多過ぎて難しく感じたため、この「緑の冊子」を上手く活用することで、それ以降の自分の学習スタイルを整える事ができました。
また「一問一答ファイル」と次の「緑の冊子」を学習する間に、並行してPMBOKとアジャイル実務ガイドに目を通す事を心掛けました。PMBOKについては2回度ほど目を通した後、問題集や模試を解く際や答え合わせ後に、必要に応じて都度都度、読み返すような利用方法に切り替えました。アジャイル実務ガイドは何度も読み返し全体的な内容の把握に努めました。ここまでに費やした期間は2ヵ月ほどです。
次にようやくスタディグループ内の「PMP試験対策練習問題」と「PMI公式問題(クローン問題)」に取り掛かりました。これまで各資料で知識はつけていましが、問題形式になると「何が答えか?」というより「何を問われているのか?」という部分が掴めなくて当初は点数が伸びませんでした。そのため問題を正解させる事より、間違った箇所、正解であっても迷った箇所のチェックと見直しに全力を費やしました。その際、PMBOKや緑の冊子を何度何度も使用しています。「PMP試験対策練習問題」と「PMI公式問題(クローン問題)を何通りか実施して点数も安定してきた後に、スタディグループ内の模擬試験に挑戦しました。初めて実施した模試は正解が55%程度で全然ダメでした。この練習問題やクローン問題等を中心に取り組んだ期間は約2ヵ月です。
試験の日まで残り1ヵ月となった時点で、49のプロセスの流れやInput/Output/ツールと技法、アジャイルの知識は相応に取り込めていたと感じたので、この期間はこれまで練習問題や模試で複数回間違えてしまうような弱点になっている箇所を中心に復習することに費やしました。また、学習期間の最後の方は、どうしても苦手意識が出ていた対象を少なくするため、関係する知識をノートや単語カードに書き込んで試験日までに徹底的に頭に叩き込みました。
学習方法の総括としまして、①講義資料、配布資料で49のプロセスとアジャイルの基本的な知識の詰め込み、②PMBOKやアジャイル実務ガイドで全体的な知識の学習、③練習問題や模試にてOutput、④よく間違える至らない知識に対しての対応、⑤最後に苦手意識のエリアの削減と、総復習を実施。
6 イープロジェクトの講座を受講しての感想をお聞かせください。
まず一番、強く感じたことは、受講者に提供される講義資料やレジュメ、各PMP試験対策資料、またPMIのアカウント作成や試験申請のノウハウまで、しっかりと網羅された情報が準備されていたため、受験に対する各種不安が取り除かれ、腰を据えて学習を始めることが出来ました。そのためPMBOK、アジャイル実務ガイドを除いて、イープロジェクト以外の他の教材や資料は一切不要のまま、長期間に渡る学習を挫折することなく続けられることが出来ました。実際の35時間の講義内容と講義資料は、大変分かり易い内容に体系立てられており、これは決してPMP試験合格のためだけの内容ではなく、PMP全体を包括的に理解するのに十分な内容でございました。また講義中に実施する章末テストなども数にボリュームがあり、それらを含め講座受講で得た知識や教訓が、講義後のスムーズな自己学習期間への移行に繋げることが出来たと実感しております。
7 今後受講される方にメッセージをお願いします。
今回、講義を受け試験まで学習をして感じ得たことですが、イープロジェクトの講師の方が講義中や各Webサイト上で何度も繰り返しメッセージを出されている通り、「問題を解く」ありきの学習方法を行ってしまうと、おおよそPMP試験合格から遠ざかるような実感を受けました。合格に向かうため講師達が適時伝えてくれるメッセージ、例えば学習の為のポイントや試験に対する姿勢や対応策を真摯に受け止め実践し、イープロジェクトから提供される充実したコンテンツを素直に取り組んで行けば、一発合格も十分視野に捉えられると信じております。最後に繰り返しですが、イープロジェクトから提供される学習環境、コンテンツは質が大変高くボリュームも相当あるため、試験合格まで他の参考書やWebコンテンツに目移りする必要など全くなかったです。