T.Sさん

1 なぜ PMPを勉強しようとおもいましたか?

直近数年、いくつかの新システムを立上げるプロジェクトにPMやPLとして参画していました。
プロジェクトは昨年度末に全て完了しましたが、どのプロジェクトも社内評価としてダメ出しされたのが「マネジメント」というキーワードでした。
そこでプロジェクトマネジメントの純粋なセオリーを知っておきたいと思い、PMPの勉強を始めた次第です。

2 勉強した期間はどれくらいですか?

実質2ヶ月くらいです。

3 一日どれぐらい勉強されましたか?

毎日1日あたり3~4時間は勉強していたと思います。トータル200時間くらい。

4 勉強していて心がけていたことなどがあればお聞かせください。

とにかくPMBOKから離れない(本をなるべく手放さない)生活をこころがけました。
勉強しない日も最低PMBOKの2~3ページは寝る前にチラ見するなど。

5 具体的な学習方法を教えてください。

<使用教材>
(1) PMBOK第5版本体、イープロジェクトe-Lerning&通学講座
→殆どこれだけで勉強していました。
(2) PMP教科書(翔泳社)
→一番最初に購入したもののほぼ未使用。
(3) CramMedia問題集
→問題数をこなすために購入。電車や休憩時間にこまめに利用。

通学講義が始まる前に、予習としてe-Learningの動画解説を視聴しつつPMBOKを一通り読込んでいました。
素人がPMBOKを読むというのはかなり労力が要りましたが、講義の中での理解度が全然違いました。
短期集中で合格を目指すなら、予習はかなり効率が良いと思います。
尚、e-Learningの論述問題は、講義を受講した後の復習として利用していました。
PMBOKの47プロセスに存在するINPUT・ツールと技法・OUTPUTの暗記も特には実施しませんでした。
各プロセスの働きを理解する中で、自然にINPUT・ツールと技法・OUTPUTを覚えただけです。

e-Lerningと講義を一通りこなした後8月初旬くらいからCramMediaの問題を利用しました。
1,000問以上収録されているので問題をこなす「慣れ」という意味では役に立ちましたが、
問題内容や解説はPMBOK第5版とずれているものも混在しているので若干難があり。
一通りPMBOKを理解した後で利用しないと混乱するだけかもしれません。

翔泳社のPMP教科書は辞書代わりに使用するつもりでしたが、あまり活躍の場はありませんでした。
(辞書代わりならGoogleなどネットの情報の方が手っ取り早い)

6 イープロジェクトの講座を受講しての感想をお聞かせください。

上記以外の教材は利用しなかったので、あまり比較はできないのですが、PMBOK本体の内容、PMIイズムを純粋に理解するためには最適な講座だと思います。
この講座がなければPMBOKを読むという経験はできませんでした。
PMP試験自体はPMBOKの理解度を計る問題しか確かに出ませんでしたので、試験対策として効果的な講座だったと思います。

7 今後受講される方にメッセージをお願いします。

実務とPMBOKの内容は、おそらくどの業界も乖離していると思います。
講義の中では自分の経験と突き合わせて違いを理解すると覚えやすい、というようなことを先生も進めていましたが、
そのギャップを埋めるには35時間という時間は短すぎます。
講義を効率的に理解するなら、PMBOKの中のPMに成り切ったつもりで望んだ方が効率が良いです。