J.Oさん

1 なぜ PMPを勉強しようとおもいましたか?

イベント業界(事業会社)に居ますが、個々人の我流・経験・場数で実務を進めています。
クライアントと担当者との信頼関係により、仕事が属人的であることは悪いことだとは思いませんが、プロセスの棚卸をして暗黙知を形式知にしたいと考え、体系的に整理することが勉強の目的でした。

2 勉強した期間はどれくらいですか?

3ヶ月半程です。
3月上旬の ATPでの35時間公式研修後、新年度の異動や受験申請に手間取り、5月中旬から勉強を始めました。
業務の都合上と試験会場の空き状況(朝一の試験は避けたく午後開始)により、9月上旬の受験にしました。

3 一日どれぐらい勉強されましたか?

約120時間です。
6時間/週×7週=42時間(5月中旬~6月)
8時間/週×8週=64時間(7月~8月)
15時間(9月~受験日)

4 勉強していて心がけていたことなどがあればお聞かせください。

該当プロセスが全体像のどこのことなのか、該当プロセスの前後の流れも含めて「理解」するようにしました。
49プロセスの「作成」という日本語に具体的なイメージがつかめず、英語の動詞で「理解」するようにしました。
練習問題では4~6つの選択肢をまず消去法で絞り、2つ該当しそうなとき「まず、次に、最適な、どうすべきだったか」の設問により相応しい方を絞り込みました。
計算式や図表についてはネットで検索してビジュアルをイメージできるようにしました。
アジャイルが半分以上出そうに思い、アジャイルの動画を各3回ぐらい視聴しました。
違和感を感じない(頷ける・ビジュアルで思い浮かべられる)まで「聴き」(みない)、違和感を感じた箇所は納得していないので、なぜそうなのか「理解」するようにしました。
カギカッコつきの「理解」は、PMIイズムとして理想のPMを仕立て、なりきるようにしました。

5 具体的な学習方法を教えてください。

(1)【Udemy】
当初はUdemyオンライン視聴をしました。
振り返ってみると要点だけに特化されていたので、初歩としては腹落ちしませんでした。
(2)【イープロジェクトの通学講座】
その為、イープロジェクトの通学講座に申し込みました。
範囲が膨大でとても35時間でわかるようなものではなく、ポイントにマーカーをすることに徹しました。
通学講座の白本は見返さず、緑本は一通り練習問題の解答の解説として読み返しました。
色野先生のプロセスフロー図にツールと技法を書き込みました。
(3)【イープロジェクトのスタディグループ】
35時間終了後のスタディグループを最も活用しました。
練習問題はすべて、模擬試験は、固定を2回、シャッフルを2回、PMI提供クローン問題は2回ずつ行いました。
解説は正答以外もすべて目を通す中で、知らないワードは必ず調べました(この作業が一番時間がかかった)。
(4)【再びUdemy(PDF資料)】
練習問題の範囲では未知のワードがでなくなったころ、改めてUdemyオンラインの提供PDFを見ると要点がよくまとまっていることがわかりました。
【プロセスフローの相関関係・全体像の把握】
PMBOK® Guide Processes Flow – Ricardo Viana Vargas
アナログな紙の単語帳を使い、机に並べられるようにしてみました。
プロセス毎や知識エリア毎、裏にはITTOを書き込んで、表のプロセス名が言えるようにしました。
これにより、前後の関係がよくイメージできました(英語の動詞も役に立ちました)。
監視コントロールプロセスのややこしかったツールがわかるようになりました。
(5)【他書籍】
全く使用しませんでした(目も通さず)。
アジャイル実務ガイドも読みませんでした。

6 イープロジェクトの講座を受講しての感想をお聞かせください。

スタディグループに含まれる動画を視聴してから通学講座に参加した方が、要点が理解しやすいと感じました。
スタディグループでシチュエーション問題は鍛えられたと思います。
バリエーションが多かったのですが統一されたPMIイズムが見えたように思います。

7 今後受講される方にメッセージをお願いします。

私は 通学講座は「何がわからないのか」も分からないで受けたので、質問もできませんでした(でなかった)、勿体なかったかもしれません。
勉強の仕方が一番わからないと思うのですが、スタディグループ命で問題に慣れること、違和感がなくなるまで動画を視聴すること、「PMIイズムさん」だったらどうするか、なりきれるように、と思いました。
受験してみて、もうウォーターフォールは出題されないんじゃないかと思った程だったのですが、その年のトレンドのようなものは通学講座で言ってくれていたんだと思います。
お陰様でPMP一発合格できました、達成感でいっぱいです、有難うございました。