HiNaさん(CAPM®受験)

1 なぜ CAPMを勉強しようとおもいましたか?

PMI日本支部主催の学生向けワークショップセミナーを受講した際にCAPM(R)資格の存在を知り、元々プロジェクトマネジメントに興味があったことから受験を決意しました。

2 勉強した期間はどれくらいですか?

2021年4月から6月の約10週間です。

3 一日どれぐらい勉強されましたか?

午前中1時間、午後2~3時間です。

4 勉強していて心がけていたことなどがあればお聞かせください。

コロナ禍(緊急事態宣言中)のため大学講義が自宅からのオンライン授業ということもあり、生活習慣にメリハリを付けることを意識し、毎日欠かさず勉強することを心がけました。

5 具体的な学習方法を教えてください。

<第1週目~>
E-PROJECTのe-Learningを一日1章(全14章)、2週間かけて1周しました。進め方は、e-Learning受講の前に、これまでやった章と間違った章末問題を確認した後に次に進む方法を繰り返しました。自信のない章は何度か再受講を繰り返しました。
この段階までに、全体のプロセスを俯瞰できるように49のプロセスマップと、専門用語を覚えました。

<第3週目~>
e-Learningの修了向け問題150問を本番試験と見立てて受講しました。最初の結果が120点と認定には満たず、3日間の復習時間を自分に課してe-Learning受講を繰り返しました。3周目くらいで認定をもらいました。
この段階までに、ITTOを覚えるようにしました。各プロセスのITTOの目的を理解しながら主要OUTPUTがどのプロセスのINPUTになるかを、常にプロセスマップで俯瞰しながら復習を続けました。

<第6週目~>
PMI学生会員、ついでにPMI日本支部へ入会しました。同時に、CAPM(R)受験日を1か月後と決めピアソンVUEへ申請しました。E-PROJECTのCAPM(R)申し込みの参考資料に基づいての申請は戸惑うことなくできました。受験日が決まると気持ちが引き締まりました。
この段階までに、なるべくいろいろな問題を解きました。e-Learningの章末問題150問を繰返し受講しつつ、補間資料の問題や、PMP(R)の受験体験記を参考にして、モチベーションを維持しました。

<第8週目>
主要プロセスのITTOを8割ほど覚え、e-Learningの章末問題の回答率も90%以上解けるようになり、間違った箇所を落穂拾いしつつ、忘れかけている箇所をe-Learningを再度聞き流しました。
この段階までに、e-Learningの動画を見ずとも内容が耳から理解できるようになり、気づいた箇所をテキストで確認するようにしました。

<10週目~>
受験1週間前は、PMBOK(R)を流し読みしました。初めてPMBOK(R)を手に取った時の約800ページの量と多くの専門用語に怖気付き、確認ポイント以外は開くことはしませんでしたが、この段階に来ると流し読みしても良く頭に入ってきました。新たな気づきがあって受験前に読み流すことは効果大でした。お勧めです。
この段階までに、初めて気づく専門用語がないようにしました。

<受験当日>
受験の緊張の気を紛らわすためにITTOの最終確認をしました。
本番受験は、設問150問を約2時間で解き、残りの時間でレ点を付けた問題を再確認して終了、3時間の長丁場もあっという間に過ぎ、Above Targetで合格することができました。

6 イープロジェクトの講座を受講しての感想をお聞かせください。

一回の講義が約30分で自身の集中力を持続させていくためには最適な時間でありました。また、模擬試験に何度も挑戦できたことは、内容を覚えることに加え、形式把握や本番試験に向けた時間配分を図る意味でも良かったです。自分で調べてもわからなかった時には、講座内容や進め方などE-PROJECTへメールで質問するようにしました。講師からの返信が早く、疑問や心配事が即時解消することができました。

7 今後受講される方にメッセージをお願いします。

受講に当たり、市販の参考資料を探したのですが、CAPM(R)に特化した参考書が少なく、PMP(R)の市販参考書を1冊準備されることをお勧めします。これはE-PROJECTのテキストの補間参考書として有効でした。PMBOK(R)は、メイン資料としてというよりも、ポイント確認資料として、と最後に全体を流し読みしてこれまで学んだ知識を完結するための資料として手元にあると良いと思います。PMBOK(R)は、PMI日本支部オンラインショップやAmazon等で購入できるようですが、PMIに入会するとPDFファイルとして無料でDLできます。
CAPM(R)の試験は、アジャイルを含めたプロジェクトマネジメントの応用設問がほとんどで、状況判断を問うような問題が多いです。現在の状況において、次に何をするか?といったプロセスのつながりを問う設問です。また、公式を理解した上での計算問題もありました。ITTOや用語に関するような暗記問題は2割程度だったように思います。私は日本語訳された問題で受験したのですが、主語や用語が曖昧な問題は英文(原文)を読むことで理解できました。用語や略語も原文でも覚えることをお勧めします。
心構えとして受講される方にはCAPM(R)受験の枠に捕らわれず、その先にあるPMP(R)受験をするつもりで臨まれると、戸惑いが少ないと感じます。
最後に私の経験が少しでもこれから受講、受験される方々への参考になれば幸いです。