鳥野見 雅志さん

1 なぜ PRINCE2を勉強しようとおもいましたか?

近年、勤務先(欧州外資企業)でプロジェクトマネジメントを推奨推進しており、非常に効果効率であると実感している。PMの社内トレーナーを務めているが、自社のPMPは、PRINCE2をベースにPMBOKを配したテーラードである事が最近わかった。PRINCE2のオリジナルの学習及び社外にも通じる資格の習得という意味での勉強で大変有意義な学習であったと思う。

2 PRINCE2資格はどのように実務に活かせると思いますか?

PRINCE2を深く学習する事で、PRINCE2を適用しない場合に陥りがちな推進エラーや膠着状態、不用意なスコープクリープ等がなぜ起こるのかも推察でき、予防として多くのPRINCE2推奨工程を適用する事ができる。自社のテーラード過程で逸したPRINCE2の有効な手段も、時に拾い上げることもできる。そして社内トレーナーとして、ベースとなっているPRINCE2の正式な工程説明ができる事で、社内PMPの説明も、より納得性の高いものになる。

3 勉強していて心がけていたことなどがあればお聞かせください。

  • PRINCE2は、工程の流れにストーリー性があるので、それをきちんと捉えるように気をつけた。
  • まだまだPRINCE2公式ガイドブックを、全部読み切れてないが、各説明の細かい言葉の使い方や表げの仕方を気をつけて読んだ。
  • 模擬試験では、正当なものを選ぶだけでなく、正しくない選択肢となる説明がなぜ不当になるのかをこだわって理由を探すことで、より理解が深まった。
  • 4 イープロジェクトの講座を受講しての感想をお聞かせください。

  • 前田講師のPRINCE2公式ガイドブックの読み込みが大変深いので、種々質問に、的確かつ瞬時にご回答いただけ、大変助かりました。
  • 試験対策として重要部分を抜き出したテキスト及び、模擬試験の実施後の解説が、本番試験に大変有効であったと思います。
  • 参加者を絞っていただだいたので、少数の参加者間で実務的な情報交換も有効に深くでき、大変貴重な機会となりました。
  • 5 今後受講される方にメッセージをお願いします。

    PRINCE2は、日本ではPMPに比べ、ややマイナーなようですが、ストーリー性もあり、さすが欧州英国発信の知識体系と思わせるキメの細かさもあります。それぞれのセクションもやや複雑に繋がっており、部分と全体の両方の勉強アプローチがあり、学習のやりがいも高いと思います。内容は間違いなく良いものですので、PRINCE2の認知度が上がり、取得者が増えてきたら、皆さんとコミュニティ等にて情報や意見の交換をしたいと思います。