関口 鉄朗 様

なぜPMPを勉強しようとおもいましたか?

これまで8年以上に渡り大企業でITプロジェクトのPMを担当してきたのですが、他の会社にPM専門職として転職することとなり、自分が会得してきた経験やノウハウがどの程度通じるものなのか証明したい気持ちと、IT以外のプロジェクトを遂行する際にPMの専門家としての知識は充足しているか確認する意味で勉強しました。

勉強した期間はどれくらいですか?

講義を受講していた35時間を含めて2週間です。但し講義受講の前に市販の参考書を買って通勤時間に「どんな内容を学ぶのか」というイメージを作っておきました。

一日どれぐらい勉強されましたか?

講義を含めて毎日8時間勉強しました。但し会社に努めながら集中的に毎日8時間は勉強できないのでゴールデンウィーク期間に受講しその後4日ほど会社を休んで勉強しました。

勉強していて心がけていたことなどがあればお聞かせください。

暗記は最終手段と思い、極力「どうしてそうするべきか? なぜそう考えられているのか?」という点をPMBOKの思想として解釈・理解するように努めました。暗記は忘れやすいですが背景を含めて理解した事は忘れにくくなるからです。

具体的な学習方法を教えてください。

a) 上述のように受講する前に概要を掴んでおきました。新しい言葉や単語が出て来るだけでも取っ付きにくいので授業でゼロから聞くよりも理解しやすいです。
b) いろんな資料を見て勉強するのは煩雑なので極力PMBOKガイドに大事な点(特に授業で先生が説明した補足的 内容や講義レジュメに書かれている論点など)を書き込み、後から短時間で効率よく復習できるようにしました。
c) どうしても暗記せざるを得ないことに備えて、PMBOKガイドの重要記述は全て立上げ/計画/実行/監視コントロール/終結にそれぞれ色を決めて色分けしてマーキングしました。知識エリア単位での理解と同時に時間的な流れや知識エリア間の関連性を理解しておきたいためです。また、この色分けによって、例えばXX分析というツールについて質問された時にもどの知識エリアかだけ覚えておいて、後はマーキングが何色だったかを思い出せば間違いにくくなると思った次第です。
d) 講義レジュメについてはPMI倫理職務規程について熟読しました。
e) 講義で配布される資料のひとつにPMPマスターブック論点集というものがあり、これは試験対策として重要な点がまとまっているので問題集にチャレンジする前には確実に目を通しました。
f) 問題集は授業で配布される問題集と併せて「PMP試験精選問題集」と「PMP試験合格虎の巻」を解きました。いっきに200問を解くのは面倒ですが、3回別々の問題集でやってみて平均2.5時間程度で解き終わることを確認していたので本番の試験では焦らずかなりゆっくりとしたペースで着実に解く事ができました。
g) PMPに合格すること自体がひとつのプロジェクトであり、そのPMとして考えてみました。
立上げ PMP受験の目的やスケジュール感の整理
計画  どう勉強を進めようかの計画策定(コストやスケジュール、品質、リスクなど)
実行  理解と暗記
監視  復習時の暗記漏れの発見や知識の再確認

イープロジェクトの講座を受講しての感想をお聞かせください

非常に分かりやすい授業でした。特にPMBOKガイドに記載されていないような知識背景を簡潔明瞭にまとめて頂いた講義レジュメが良かったです。恐らくPMBOKガイドや問題集を読み込んでいるだけでは短期間に合格レベルに到達するのは難しかったでしょう。また、重要な論点は直接口頭で説明してくださるので、そういった点が短期合格に大きく役立ったと思います。これだけの高品質な授業があの価格で受講できることは自費で受験する人には非常にありがたいです。

今後受講される方にメッセージをお願いします

合格ラインに到達するという観点では、理解したり記憶すべきことは基本的にイープロジェクトの授業で十分ですのでまずは先生を信じましょう。後は、自分なりに理解を深めていければ必ず合格できると思います。