加藤(千)様

なぜPMPを勉強しようとおもいましたか?

(1)海外のプロジェクト担当者の多くがPMPの資格を有していることが多くなってきた。
(2)日本プロジェクトマネジメント協会(PMAJ)のPMS資格を既に取得していたが、国際的な知名度はまだ低い。
以上2点と自分の知識整理も含めてPMP資格取得を考えました。

勉強した期間はどれくらいですか?

11月にPMP平日クラス(通学)を5日間受講しました。受講期間中は、行き帰りの電車でパラパラと資料を読む程度でした。
その後、業務負荷などが高かったので約2か月間何もしませんでした。
年明け1月中旬から勉強を始め、3月上旬に受験しましたので、実質2か月弱程度です。

一日どれぐらい勉強されましたか?

休日も含めて1日平均1-2時間、最大4-5時間です。

勉強していて心がけていたことなどがあればお聞かせください

(1)プロジェクト業務全体の中でどこに焦点を当てているかを、必ず認識するようにしました。
(2)一度ですべてを理解・覚えるのではなく、何度も全体を薄く塗りながら色を濃くしていくイメージを心がけました。

具体的な学習方法を教えてください。

====勉強開始~試験2週間前====
(1) PMBOKの以下ページをA4に縮小コピーする。
P.43,73,104,131,167,191,217,244,274,314
(2) 上記(1)の裏面に以下の点を書き込みました。
・イープロジェクトの講義レジュメとPMBOKで、前田講師がポイントとおっしゃていた各プロセスの主要なインプット/ツールと技法/アウトプットと関係
・PMBOKの付録F:各プロセス説明
(3) イープロジェクトの問題演習、PMP試験合格虎の巻で問題を解いて、間違った点や不足しているポイントをさらに上記(1)の裏面に書き込みました。
(4) イープロジェクトの問題演習、PMP試験合格虎の巻で間違った問題だけをもう1-2回解きました。
※PMBOKやすべての問題を持って歩くのはしんどいと思ったので、自分用の資料を作成し、通勤時やちょっとした時間に眺めることで理解と暗記を進めました。
====試験2週間前~試験当日====
(5) 試験2週間前にイープロジェクトのPMP模試を実際の試験と同じようにPCで解きました。
※前田講師もおっしゃっていましたが、一度実際の試験問題数(200問)を解くことは、本番での時間配分を学ぶ上でとても有効的でした。
(6) 42のプロセスはすべて覚えた方がより楽になるなと思いたち、PMBOKのP.43を毎日書いて覚えました。
※イープロジェクトの掲示板にあった「とーすた こーひー じーこ りっち」で、
「1.統合、2.スケジュール、3.タイム、4.コスト、5.品質、6.人的資源、7.コミュニケーション、8.リスク、9.調達」を覚えました。
(7) さらに42のプロセス、各々のインプット/ツールと技法/アウトプットとその関係を整理して覚えてしまえばさらに楽になる(?)と思いたち、
上記(1)の各ページの図(すべてのインプット/ツールと技法/アウトプット)をVisioに打ち込み、A3サイズ2枚の関係図を作成しました。
※しかしながら、多大な時間をかけて作成したにも関わらず、すべてのインプット/ツールと技法/アウトプットを覚えることは当然無理でした。
ただし、知識プロセス全体の流れを理解する上ではよいので、勉強開始当初に整理した方がよいかと思います。
(8) イープロジェクトの問題演習、PMP試験合格虎の巻で間違った問題だけをさらにもう1-2回解き、後は自分が作成した資料をみながら復習しました。

イープロジェクトの講座を受講しての感想をお聞かせください

他社と比較すると受講費用が安く、「大丈夫かな? まぁ、とりあえずPMP受験用の受講証明だけでも貰えれば・・・。」との気持ちで申込みました。
が、この思いはいい意味ですべて裏切られました。
イープロジェクトの講座の特徴は、PMP試験合格に的を絞り、PMP試験をよく研究していることにあると思います。
また、提供される問題数が多く、問題演習を繰り返すことができ、PCでPMP模試を受験できることもよかったです。
わたしはイープロジェクトの講座と教材中心に勉強したので、このおかげで合格できたといっても過言ではありません。ぜひお薦めの講座です。

今後受講される方にメッセージをお願いします

イープロジェクトの講座を受講するのであれば、講師の方がポイントとされる点に集中してまず勉強することがよいかと思います。
ここで、講座から話が離れますが、試験当日のアドバイスです。
わたしが受験した日はとても寒い日だったのですが、受験会場の中は空調が暑すぎ、試験途中で何度かボーっとする時間ができてしまいました。
一旦退室すれば、顔を洗ったり飲食できますが、入退室のチェックがあるので頻繁に入退室するのは面倒です。
よって、季節を問わず寒暖の差に対応できる服装で望まれることをおすすめします。