PMP®受験対策講座

米国に本部があるNPO法人プロジェクトマネジメント協会(PMI)が実施及び認定している国際資格「プロジェクトマネジメント・プロフェッショナル(Project Management Professional®)」受験対策講座です。 なお、本講座は2021年1月からPMIが、ATP(Authorized Training Partners PMI本部が認定した教育パートナー)に対して発行している教材を利用して、研修を進めています。

PMP®試験概要

PMP®とは

PMP®とは、米国に本部があるNPO法人プロジェクトマネジメント協会(Project Management Institute:PMI)が実施、及び認定している国際資格「プロジェクトマネジメント・プロフェッショナル(Project Management Professional)」です。
国際的に人気の高い、歴史のあるプロジェクトマネジメントを職業とする人の資格で、各個人のプロジェクトに関する経験と知識を認定します。
またPMBOK®Guide(Project Management Body of Knowledge)は(PMIが策定したプロジェクトマネジメントの知識体系)とともに世界中で事実上の標準(グローバルスタンダード)となっており、国や文化を超えてプロジェクトマネジメントについてのスキルを評価する手段として、様々な業界で注目している資格です。

PMP®育成におけるミッション

『世界で活躍できる人材の創造』

PMP®は、世界で通用するグローバルスタンダードの位置づけを持つ国際資格です。PMI®のミッションは、PMP®を通した世界で活躍できる人材の創造です。企業の寿命30年説が唱えられました。しかし21世紀に入り、グローバル化・IT化が進む各企業は、「ドッグイヤー」の年月だと言われ、1年が従来の7年に相当します。そのような中、的確に情報を掴み、企業の成長スピードを向上させるには、プロジェクトスキルは欠かせません。

PMP®試験の受験資格

  • 1. プロジェクトマネジメントの指揮・監督する立場での経験
  • 2. 35時間の公式なプロジェクトマネジメントの研修の受講、もしくはCAPM®資格に合格しアクティブであること

上記両要件が受験するために必要な資格です。詳細は以下のとおりです。

1. プロジェクトマネジメントの指揮・監督する立場での経験

<高卒者・短大卒の場合>
プロジェクト業務*を指揮・監督する立場で、60ヶ月のプロジェクトマネジメント経験。

<大卒者の場合>
プロジェクト業務*を指揮・監督する立場で、36ヶ月のプロジェクトマネジメント経験。

  • 受験条件となるプロジェクト業務は、試験申し込みから遡ること8年以内の業務に制限されています。
  • ここでのプロジェクトとは、独自性がある成果物またはサービスを生み出すために、明確な始まりと終わりがある有期的な(期限が決められた)業務とされています。つまり、既存品のリニューアル程度の業務改善ではプロジェクトとはならないという事です。

 

2. 35時間の公式なプロジェクトマネジメントの研修の受講

プロジェクトマネジメントに関する研修を受講したことを証明する書類を保管する必要があります。それに基づいて申請をします。ただし履修した内容に品質、スコープ、タイム、コスト、人的資源、コミュニケーション、リスク、調達、統合マネジメントの知識エリアが含まれていることが必要です。

35時間の研修は以下の機関が提供する講習が対象となります。
  • ATP(Authorized Training Partner PMI本部が認定した教育パートナー)
  • 大学
  • PMI支部
  • 企業内教育
  • 研修機関
  • 研修名、研修場所、実施日、時間数および研修内容に関する資料を基に申請書に記入してください。なお、資料は後日の監査等のため保管しておいてください。

なお、PMI®支部の運営に関わる会合・自主学習(例:プロジェクトマネジメント関連書籍の読書 )は、公式なプロジェクトマネジメント研修に該当しません。弊社は、PMIに認定されたATPですので、安心して受講できます。

PMP®試験について

PMP®受験の申請方法

上記1・2の内容に基づいて申請します。受験申請は米国の非営利団体PMI (Project Management Institute:プロジェクトマネジメント協会) で行います。受験申請後、申込書が不十分な場合は、差し戻しとなります。

PMP®受験期間

 受験申請をPMIが受理してから、有効期間1年以内に受験する必要があります。
不合格の場合は申請受理から1年以内であれば2回まで再受験が認められていますが、3回不合格の場合は、その後1年間は受験をすることができません。

PMP®試験の形式

 CBT(Computer Based Testing)を使用した、4肢択一式・複数選択問題・結び付け問題などで構成されている日本語の試験問題です。試験時間は3時間50分で、問題数は全部で180問(60問×3部構成)。
180問の内訳としては、ウォーターフォール型プロジェクトに関する問題が90問、アジャイル型プロジェクトに関する問題が90問です。
CBTでの試験であるため、試験結果は即時行われます。
また試験は日本各地のピアソンVUE試験会場でほぼ毎日行われており、試験委託機関であるピアソンVUEのサイト で予約します。また、自宅での受験も可能となっています。

PMP®試験の合格水準

180問の内、175問が採点対象。また残りの5問はPMIの調査等に使われるだけです。但しその区別は受験生には知らされません。
合格目安としては60%~70%以上の正答率は必要です。

PMP®試験の受験費用

受験費用は、PMI®会員と非会員とで違いがあり、以下のとおりです。

  • PMI®会員 405$ 再受験の場合 275$
  • PMI®非会員 555$ 再受験の場合 375$

PMI®会員になるためには、事前にPMI®のサイトにて登録が必要です、2021年12月現在、PMI®会員は、PMI®のサイト(英語)で登録しますが、$152.9(年会費$129と入会金$10の$139+ Tax $13.90)となっています。

PMP®試験の難易度

 ボリューム感から考えると、ある程度学習時間を必要とします。そのような状況から考えると、決して易しい試験であるとは言えません。
また弊社の【PMP®受験対策講座 通学講座】は、2021年よりPMIが【PMBOK®Guide】と【アジャイル実務ガイド】をまとめたATP(Authorized Training Partners PMI本部が認定した教育パートナー)に対して発行している教材を利用して、研修を進めています。

PMP®の資格維持について

 PMP®試験合格後、PMP®資格保有者はその資格を維持するために、PDU(Professional Development Unit)を 3年間で、60ポイント獲得する必要があります。
PDUとはプロジェクトマネジメントに関する研究や、研修に参加した時に換算する単位です。例えば研修の場合は1時間が 1PDU 換算となります。

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