2021年から改訂されるPMP®試験内容は人（People）、プロセス（Process）、ビジネス環境
（Business Environment） の３つのドメイン構成になります。
ここではPMP®試験にでてくる用語などについてコラム形式でご案内します。

PMP新試験（2021年１月～実施開始）は、人、プロセス、ビジネス環境という３つのドメインから
出題されますが、今回はドメイン1のタスク３の「チームのパフォーマンスを支える」ドメイン２のタスク３の「リスクを評価しマネジメントする」出題部分の「主要業績評価指標（KPI）に対するチーム・メンバーのパフォーマンスを評価する」についてお話しします。

 

KGIとKPIついて

KPI （key performance indicator）重要業績評価指標は、CSF（ critical success factors）
主要成功要因分析から導き出された数値目標であるKGI （key goal indicator）重要目標達成指標をより具体的な目標にしたものです。
したがって、KPIを運用している多くの企業では、KGI（Key　Goal　Indicator/重要目標達成指標）という経営目標を設定してから、そこに対応するKPI（重要業績評価指標/Key Success Factor）を設定するため、KGI、KPIについてご説明します。

KGIとCSF

経営上の目標達成を数値上で示すものをKGI（Key　Goal　Indicator/重要目標達成指標）といいます。例えば来年の売上を10億円とするなど、何がどれだけのレベルになったら経営目標が達成されたのかを定量的に示します。

CSF（Critical Success Factor／重要成功要因）とは、競合他社との競争の中で、優位な立場をとるための要因のことです。「あることがうまくいけば、他社と差別化することが可能となり、企業に成功をもたらすものという意味です。

KPI

、測定可能な目標や成功基準であり、KGIを達成するためのより具体的な目標のことをいいます。例えば、売上10億というKGIのための具体的な数値目標として、営業成約率を10％とするなどという形に落とし込みます。これらKPIをそれぞれ達成することでKGIを達成することになるのです。