2023.06.29

ITIL®4ファンデーション試験概要:受験資格、難易度、勉強法など|2023.10更新

ITIL®4ファンデーション資格試験について受験資格・難易度・勉強法などをご紹介します。
2023年10月現在の状況ですので、情報が変わり次第アップデートします。

目次

1 ITIL4 ®ファンデーションとは

1.1 ITIL4®ファンデーションとは
1.2 ITIL4 ®ファンデーション資格の価値

2 ITIL4 ®ファンデーション受験資格費用

2.1 受験資格
2.2 受験申込方法
2.3 受験費用

3 ITIL4 ®ファンデーション資格試験 形式・難易度

3.1 試験の形式
3.2 試験方法・合格率
3.3 難易度

4 ITIL4 ®ファンデーション資格試験 勉強法

4.1 独学が可能か?
4.2 英語ができないとITIL4®試験は受けれない?

まとめ


1 ITIL4ファンデーション ®とは

1.1  ITIL4®とは

ITIL®4ファンデーションは、デジタル時代のビジネスサービスマネジメント領域に焦点を当て、ITサービスマネジメントを含む幅広い知識を提供します。組織内外のITおよびデジタルサービス関係者にとって基盤となる知識であり、ビジネスとITが一体化した時代において必要なスキルです。ITIL®4ファンデーションの研修を通じて、価値共創の時代において円滑なコラボレーションと高い生産性を実現するための環境作りを目指します。

1.2 ITIL4®ファンデーション資格の価値

キャリアの向上:

ITIL®4はITサービスマネジメントのグローバルなベストプラクティスとして広く認知されています。ITIL®4ファンデーションの資格を取得することで、ITサービスマネジメントの専門知識を身につけ、キャリアの成長や昇進の機会を得ることができます。

組織の価値向上

ITIL®4は効果的なITサービスの提供と管理に焦点を当てています。ITIL®4の原則とフレームワークを理解し、組織に適用することで、サービス品質や効率性の向上、コスト削減、顧客満足度の向上など、組織全体の価値向上に貢献できます。

共通の言語とプロセスの確立

ITIL®4は共通の言語とプロセスを提供します。ITIL®4ファンデーションを学ぶことで、組織内でのコミュニケーションと協力が改善されます。異なる部門やチームが同じ原則に基づいて作業することで、シームレスなサービス提供とプロセスの改善が可能になります。

顧客志向の強化

ITIL®4は顧客のニーズと要求を重視し、価値提供に焦点を当てています。ITIL®4ファンデーションの学習により、顧客志向のマインドセットを養い、顧客との関係を強化することができます。顧客満足度の向上は組織にとって重要な要素であり、競争力を高める助けになります。

ITサービスの効果的な管理

ITIL®4はITサービスのライフサイクル全体をカバーしており、効果的なサービスの計画、設計、提供、および改善に関するベストプラクティスを提供します。ITIL®4ファンデーションの学習により、ITサービスの効果的な管理手法を習得し、ビジネス目標の達成に貢献できます。

2 ITILⓇ試験受験資格・申請

2.1 受験資格

ITIL® 4資格にはファンデーション(foundation)と上位資格試験があります。

ITILⓇfoundationにおいては 受験資格は特にありません。プラクティショナーの受験要件は、ITIL® Foundation試験合格者となります。

2.2 試験の申込

弊社で実施する場合(受講者)と試験会場で個人で申し込む場合があります。弊社の講座はバウチャーなどもすべて含まれておりますので担当講師にお聞きください。

2.3 受験費用

ITILⓇ4 foundation ¥76385

為替変動や試験価格の変更がある場合がありますのでご自身でピープルサートにお問い合わせください。

※ イープロジェクトの講座は講座代金に試験代金が含まれております。

3 ITILⓇ4試験日程・試験方法・難易度など

3.1 試験日程・試験形式

CBT(Computer Based Testing)を使用した、4肢択一式の日本語の試験問題(もちろん英語などの言語を選択することも可能です)です。CBTでの試験であるため、試験結果は即時行われます。ご自宅もしくは試験会場で受験が可能です。

3.2 試験方法

試験内容・範囲については以下をご覧ください。

試験事前要件: 特になし
試験方法: CBT試験(自宅か試験会場)
試験時間:  60分
試験問題数: 40問(多肢選択)
合格ライン: 26問(正答率65%)

 

3.3 合格率・難易度

ITIL®4試験合格率は不明ですが、弊社で受講されている方はファンデーションについては約90-95%程度となります。

一般的に言えば、ITIL®4ファンデーション試験は比較的容易とされます。試験は基本的なITサービスマネジメントの概念、用語、原則の理解を測るものであり、実務経験の有無に関係なく合格することができます。

ただし、試験の準備には十分な時間と学習が必要です。ITIL®4の用語やコンセプトを理解し、実際のシナリオに適用できるようにするために、関連する学習資料や模擬試験を積極的に活用することが重要です。

試験の難易度は個人によって異なる場合がありますので、自身の学習スタイルや経験に基づいて準備を進めることが重要です。定期的な学習と復習を行い、試験に自信を持つように努力してください。

4 ITIL®4の勉強方法(独学は可能か?)

4.1 独学は可能か?

 独学は可能です。市販の教材も出版されています。専門学校の良さは、より理解度が深まること及び最新情報が入ることです。コスト・効果を勘案して勉強をしてみましょう。

4.2 英語ができないとITIL®4試験は受けれない?

英語が苦手だからITIL®4には興味はあるけど受験しないという話を聞くことがあります。
学習については弊社講座も日本語で実施しています。
ITIL®4試験については、試験自体は日本語を選択できますので、英語の能力は必要ありません。

まとめ

ITIL®4はDX時代に必要不可欠な知識です。以下にITIL®4ファンデーションを学習する意味を述べます

  1. ITサービスマネジメントの基本的な知識を習得し、キャリアの成長と昇進の機会を得ることができる。
  2. 組織の効率性とサービス品質の向上に貢献し、顧客満足度を高めることができる。
  3. デジタル時代のビジネス環境に適応し、ITサービスを継続的に発展させるフレームワークを提供する。
  4. 共通の言語とプロセスを確立し、組織内のコラボレーションと効果的なコミュニケーションを促進する。
  5. ITとビジネスの一体化を支援し、組織内外の価値共創とイノベーションを促進する環境を構築する。