2023.09.11
ITコーディネータ資格試験について受験資格・難易度・勉強法|2024.05更新
ITコーディネータ資格試験について受験資格・難易度・勉強法などをご紹介します。
2024年05月現在の状況です。情報が変わり次第アップデートします。
1 ITコーディネータ資格とは
1.1 ITコーディネータ資格とは
ITコーディネータは経営者側から見たIT利活用及び経営者側の立場で助言・支援を行うプロフェッショナルです。2001年に、当時の通商産業省が推進し、ITコーディネータの資格制度が創設されました。この資格によって、その人が多種多様な産業と仕事の場で高度な専門性と能力を持っていることが証明されます。
また、この資格は、スキル標準ユーザー協会が提供する「ITSSキャリアフレームワーク」において、レベル4として位置づけられています。
1.2 ITコーディネータ資格の価値
ITコーディネータ(ITC)は、経営者の立場に立って、経営とITを融合し、真に経営に役立つITサービス利活用の推進・支援を行い、IT経営を 実現するプロフェッショナルとして位置づけられています。
2 ITコーディネータ資格試験 受験資格・申請
2.1 受験資格
特にありません。
2.2 試験の申込
CBTソリューションズで個別に申し込みます。ITコーディネータ試験の一般試験と専門スキル特別認定試験があり、どちらかに合格する必要があります。専門スキル特別認定試験は中小企業診断士、PMPなどの資格をもつ方が受験できます。(詳細はITコーディネータ協会のホームページでご覧ください)
2.3 受験費用
CBT試験 一般試験 19,800円 専門スキル特別認定試験 9,800円
ケース研修 220,000円
3 ITコーディネータ資格試験 試験日程・試験方法・難易度など
ITコーディネータの資格を獲得するためには、二つの要件が必要です。一つ目は「ITコーディネータ試験」に合格すること、二つ目は「ケース研修」を完了することです。試験・ケース研修は、それぞれ年に2回開催されています。受験や研修の順序は問いませんが、最初に完了した方から4年度以内に残りの要件を達成する必要があります(年度は4月から翌年の4月まで)。
その後、ITコーディネータ協会に認定登録申請を行うことで、資格の認定を受けることができます。
3.1 試験日程・試験形式
CBT(Computer Based Testing)を使用した、4肢択一式の日本語の試験問題(もちろん英語などの言語を選択することも可能です)です。CBTでの試験であるため、試験結果は即時行われます。
3.2 試験方法
年に2回の期間で実施されます。1期間で1回しか受験できません。
3.3 合格率・難易度
試験問題・模範解答・点数・合格基準等は非公表となっています。なお、合格点数は概ねですが6割程度です。また合格率も50%~程度といわれています。
4 ITコーディネータ資格の勉強方法(独学は可能か?)
4.1 独学は可能か?
CBT試験について独学は可能です。ただし、ケース研修は指定の学校で受講する必要があります。ケース研修については、出席・レポート提出などの要件を満たせば、修了できます。
4.2 ITコーディネータ試験とケース研修の順番について
順番はどちらでも構いませんが、ITC試験に合格した年度を含む4年度間のうちにケース研修を受講・修了するか、ケース研修を修了した年度を含む4年度間のうちに試験に合格し、認定申請まで完了する必要があります。
まとめ
詳細はITコーディネータ協会をご覧ください。
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