2020.07.29

予測型・アジャイル型・ハイブリッド型|2021年PMP

予測型・アジャイル型・ハイブリッド型|2021年PMP

2021年から改訂されるPMP®試験内容は人(People)、プロセス(Process)、ビジネス環境
(Business Environment) の3つのドメイン構成になります。

 人:プロジェクト・チームを効果的にリードするためのスキルと活動にウェイトを置く
プロセス:プロジェクトマネジメントにおける技術的側面を強化する
ビジネス環境:プロジェクトと組織戦略の繋がりを明確にする

上記ドメインで、予測型プロジェクトマネジメント・アプローチについて約50%、アジャイル型・ハイブリッド型アプローチについて約50%が出題されます。

ここではその3つについて概観してみましょう。

予測型

予測型(ウォータフォールモデル)は、システム開発の手法のなかでは最も古くから利用されているモデルです。
作業工程を明確に分離し、上流工程から下流工程への流れとみなし、ウォ-タフォ-ルの流れのようにプロジェクトを進めます。

アジャイル型

アジャイル型は、反復 (イテレーション)と呼ばれる短い期間単位で、リスクを最小化し、主にソフトウェア開発で利用される手法です。この反復のサイクルを継続して行うことで、1つずつ機能を追加的に開発し、各反復が終了するごとに、機能追加(インクリメント)された新しいソフトウェア(実際に動くソフトウェア)をリリースすることをゴールとしています。

ハイブリッド型

ハイブリッド型アプローチは、ウォータフォール型とアジャイル型の組み合わせです。例えば、開発の不確定要素の多い部分をアジャイルで、不確定要素の少ない別の部分を予測型で行う場合などとなります。

まとめ

もちろん、これら方法は、プロジェクトによって、プロジェクトを成功に導ける最適な方法を選択する必要があります。
実際には、急にアジャイルを一部署が使うのは難しいので組織全体の理解を得ていくことも大切です。

アジャイル型・ハイブリッド型アプローチについて約50%が出題されることで、ウォーターフォールと区別して理解していく必要があるでしょう。