2021.01.12

DX・RPAとビジネスアナリシス

DX・RPAとビジネスアナリシス

DXとは

DXとは(デジタルトランスフォーメーション)とは、経済産業省によると「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること。」(経済産業省/デジタルトランスフォーメーションを推進するためのガイドライン)です。
つまり、デジタル技術による業務・ビジネスの変革となります。その中で特に注目されているのがRPAです。

RPAとは

RPA(Robotic Process Automation)とは ロボティック・プロセス・オートメーションを指します。
代表的なものとしては、主に定型作業となるデスクワークを、ソフトウェア・ロボットが代行・自動化するという概念です。定型業務については、ロボットに委託することが可能となるため、少なくとも労働生産性を高めることが可能となります。では、RPAを導入するファーストステップはどのようなことをするのでしょうか?

ビジネスアナリシス

もちろん、RPAありきの導入はありません。導入することによって、企業に利益をもたらすものであるならば遂行されるということになります。そのため、ビジネスのどの部分をRPAにするかを詳細に検討していく必要があります。
そこで、ビジネスアナリシスが役に立ちます。

ビジネスアナリシスとは、BABOK®によれば、「ニーズを定義し、ステークホルダーに価値を提供するソリューションを推奨することにより、エンタープライズにチェンジを引き起こすことを可能にする専門活動」です。「ビジネスアナリシスによって、エンタープライズはチェンジの必要性と合理的根拠を明確にでき、価値を提供するソリューションのデザインを記述」できます。

つまり、企業にとって付加価値をもたらすベストなソリューションを提供するための一連の取組がビジネスアナリシスとなります。特にRPA導入については、ビジネスアナリシスのビジネスプロセス分析の知見が役に立ちます。

ビジネスプロセス分析

ビジネスプロセスは、ビジネスにおける業務の一連の流れと考えればよいでしょう。ビジネスプロセス分析の肝は、ビジネスプロセスの可視化です。可視化されていない業務は、RPAがそもそも導入できませんし、仮に導入したとしても不十分でしょう。
ビジネスアナリシスの知見により業務を可視化、棚卸をしRPA検討に入ることで成功確率を高め失敗のリスクを抑えることができます。
ビジネスアナリストは様々なステークホルダーの力を借りながらベストなソリューションを構築していくことになります。

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